モデルをキャスティングする方法には、自社で直接交渉を行う方法と、キャスティング会社を経由する方法の2種類があります。
モデルは、多くが芸能事務所やプロダクションに所属しています。このため、キャスティングを行う際はモデル本人ではなく、事務所に連絡を取り、依頼や交渉を進めるのが一般的です。フリーで活動している場合は、SNSやマッチングサイトを利用して連絡を取り、交渉を進めます。
直接交渉を行う場合、代行会社を介するよりも費用が抑えられる上、直接要望を伝えられるメリットはありますが、契約やスケジュール調整、当日のディレクションなど、すべて自分たちで行わなくてはならず、かなりの手間と時間がかかります。
キャスティング代行会社は、芸能事務所・プロダクションとの豊富なコネクションをベースに、モデルの選定(オーディションの実施なども含む)から契約、撮影の立ち合いまでワンストップで対応しています。個人で交渉を行うよりコストはかかりますが、その分、手間を掛けずに自社に合ったモデルをキャスティングすることが可能です。
リスクを回避して効果的なキャスティングを行いたいなら、キャスティング代行に頼むのがおすすめです。
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モデルキャスティングでは、企業や商品・サービスのイメージに合ったモデルを起用しましょう。知名度の高いモデルはインパクトがあって話題になりますが、ターゲットユーザーとあまりにかけ離れてしまうと、想定した効果は得られません。
どんな年齢、性別、職業、性格、ライフスタイル、悩みにアプローチしたいのか、PRする対象を明確にした上でキャスティングを行ってください。
肖像利用についても要注意。契約期間や内容に変更が発生すると、費用が数倍に増えてしまう可能性があります。依頼する仕事の内容、契約などは明確にした上で、条件交渉を整理しましょう。
中にはテレビや世界的ショーなどで活躍する知名度の高いモデルもいますが、モデルの仕事は、モデル自身の個性よりも、PRする商品・サービスの魅力を伝えることにあります。
このため、モデルをキャスティングすることで、消費者に先入観を与えることなく商品の魅力を伝えることが可能です。
大企業というと一般市民の生活からかけ離れたようなイメージがありますが、街を作り、人々の生活を支えている企業としてより身近で親しみやすいモデルをBIJIN&Co.のクラウドキャスティングでキャスティングし、起用しました。企業イメージ動画なので、出演する男女のモデルをキャスティングしました。
新商品の発売に伴ってインスタグラムから商品の認知度を広げたいというご要望に答えるため、専任のスタッフがモデルの提案からキャスティングまでしっかりサポートをしました。その後の写真などはリモフォトを利用し、より商品が身近に感じられる撮影を行うことができました。
多彩な事業展開を行う株式会社ツカモトコーポレーション様の事例では、商品のPRを目的としたキャスティングとリモフォトの2つのメニューを利用されました。新商品の発売に際してはInstagramから認知を広げたいというニーズがあったため、消費者が距離感を感じるプロモデルではなく実際に商品を使うことがイメージできる一般に近しい方のキャスティングを実施しています。モデルの募集や交渉は専任スタッフが代行し、モデルへのヒアリングや服装の指定など細かい部分まで任せることができています。
ユウメイキャスティングはさまざまキャスティング実績を持っており、アパレルブランドのテレビCMに外国人モデルを起用したり、千葉県知事選広告に日本人3名、マンションブランドのWebCMに日本人2名、ファッションショーに日本人モデルを10名起用などが挙げられています。使用媒体もテレビやWebだけでなく店舗ポスターやSNS配信、リアルイベントなど多岐に亘っており、利用シーンやモデルのランクなど希望される諸条件に応じて対応しています。
茶山制作の事例としては、モデルを起用した広告制作事例が挙げられており、ホームぺージや動画制作を行っています。中国圏におけるアイプチの広告制作を依頼されたため、商品の特性を踏まえて20代前半の女性を起用しています。さらに日本製という部分を強調したいというニーズもあったため、和風なイメージで構成し、海外クライアントの方の前で英語が使えるということを念頭に置いて大学の英文科に在籍する女性モデルを選定しました。
岡山県を拠点にアパレル関連の事業を展開する株式会社ボブソンピーチフォート様の事例では、地元にモデルが少ないという事情もありキャスティングを依頼されました。遠方のモデルをアテンドしてもらうと移動交通費などがかかる点が引っ掛かるところですが、遠隔での対応が可能なリモフォトを依頼することでそのハードルを乗り越えました。たくさんのモデルからブランドイメージに合わせて選定することが可能なため、撮影の幅も広がるなど多くのメリットを享受することができました。
モデルのキャスティングにかかる費用はモデルを起用する期間や露出量、そしてどのモデルを選定するかによって幅が出ます。もちろんキャスティングを行う会社によって料金は変わってきますが、モデルの知名度などランク部分で発生するギャランティーの影響が大きくなるでしょう。あまり知名度の高くないモデルであれば数十万円程度、ある程度知名度のあるタレントや芸人であれば100万円~300万円程度、有名タレントに分類されるような芸能人であれば1件300万円からが相場だといわれています。
PRする対象であるターゲットが明確でないと、モデル起用もPR戦略もぶれてしまい何がしたいのか分からないプロモーションになってしまうでしょう。マーケティングの基礎中の基礎ではありますが、消費者のニーズや動向、意思決定プロセスをしっかりと考えたうえで明確なターゲット設定を行うようにしましょう。どれだけいい商材を取り扱っていたとしても消費者に認知されなければ意味がありません。しっかりターゲットに届くPRを検討しましょう。
たとえば低所得者層が使用するような商材をリッチなイメージをもつセレブタレントがPRしてもターゲットには刺さりませんし、PRする対象とミスマッチするような場所・備品・タレントなどを起用すると消費者的にマイナスイメージを受けてしまうこともあるでしょう。ブランドイメージがある程度固まっている企業は特にですが、ファンに受け入れてもらいやすいような、かつ期待を裏切ることないPRを心がけましょう。
例えば女性向けブランドの商材を男性タレントにPRさせると、そのタレントそのもののイメージが悪くなくとも自社のブランドイメージとうまくマッチしなくなってしまうでしょう。ビジネスは消費者のニーズや欲求にいかにうまく訴えかけるかが重要であり、「私も欲しい」「このタレントが使っているブランドなら購入したい」などの購買意欲をどう煽るかによって成功・失敗を左右します。自社のブランドイメージをしっかりと固めたうえでPR戦略を練り上げましょう。
PRはただ公開・発信して終わりではなく、その先に売上や利益に繋がるからこそコストが投下されます。そのため投下した広告コストが回収できているのかどうか、充分な効果が得られているのかどうかを検証しなければ成功したかの判断ができません。その広告投下によってどの程度のリーチがあったのかなどの広告効果を検証するため、またどの程度のコストをかけるか考えるためにも、まずは具体的な目的や目標を設定することも重要です。
広告業界ではバッティングに厳しく、例えばテレビ番組でペットボトルのラベルが剥がされて置かれているシーンを見たことがある方は多いのではないでしょうか。これはスポンサーの競合他社の商品を番組内で宣伝してしまわないようにする必要な配慮であり、さまざまな場面で注意しなければいけません。さらに競合他社と同じようなプロモーションをしていると商品を誤認させてしまうリスクがあり、法的責任を問われてしまう可能性も出てきますので必ず注意しましょう。
モデルキャスティングでは、自社の商材に合ったモデルを起用するのがポイントです。自社で直接交渉を行うこともできますが、非常に多くのモデルの中からイメージに合ったモデルを探すのは困難ですし、1人ではなく数人、あるいは数百人単位でモデルを集めたい場合、自社で出演交渉やスケジュール調整を行うのは大変でしょう。
より効果的なキャスティングを行うなら、やはり代行会社に依頼するのがおすすめ。実績やノウハウが豊富な会社なら、データを元にピッタリなモデルをキャスティングしてくれます。
ただし、一口にキャスティング代行会社と言っても、特化型・オールジャンル型など、得意分野が異なります。自社のPR商材と照らし合わせて、どんな会社に依頼すれば良いか検討してみましょう。キャスティング経験があまりない企業には、オールジャンルで経験豊富な代行会社がおすすめです。
【選定基準】
2022年1月27日時点、Google検索にて「キャスティング代行」「キャスティングプラットフォーム」での検索上位75社中、キャスティング代行のサービス内容が記載されていたのは46社でした。
その内、公式HPで実績事例を動画・画像でキャスティング内容を公表しているキャスティング代行会社に絞り、実績数もしくは利用企業、そしてキャストの人数が公式HPで掲載されていて多かった、タレント起用が中心の2社を選定。
※ただし、プラットフォーム系では、登録できる人が限られていたりする場合は除外しました。